[insoluble] (読み:インソルブル) クロスステッチとか手芸とか料理とか写真とかバイクとか動物園とか博物館とか水族館とかが好き。読書の日記です。 よろしくお願いします。

[insoluble] 読書と刺繍日記

【読書113】八日目の蝉

八日目の蝉
」(角田光代/中公文庫)


「自分の愚かな振る舞いを深く後悔するとともに、四年間、子育てという喜びを味わわせてもらったことを、秋山さんに感謝したい気持ちです」(346ページ)

不倫の末に堕胎、子供を産めなくなった女、希和子。
希和子の不倫相手と妻の子である恵理菜。
本書は希和子と、希和子に誘拐された恵理菜(薫)の逃亡劇である。

民家、宗教団体、小豆島。
小さな安息を挟みながら、追ってから逃れる日々。
誘拐犯と被害者という立場でありながら、そんなことは知らずに希和子を実の母として育つ薫。

そして、逃亡劇の終焉。

帰宅後の恵理菜を待ち受けていたのは、誘拐犯が与えてくれた家庭とは全く異なる、機能不全ともいえる家庭だった。
間違った関係性から与えられた愛情の方が、適切であったという皮肉。
正しい関係性から与えられる、どこか歪んで歪な愛情。

どちらが子にとって幸せだったんだろうか。

不倫を発端として、不義の子を身ごもることが主軸となりつつも、基本的に男性性の欠如した物語である。
主人公はどこまでも母子であり、母となること、母であることなのだ。

希和子と同じ道を辿りそうになる恵理菜。
母性とはなんだろうか。家族とはなんだろうか。
考えさせられる一冊だった。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
スポンサーサイト



テーマ:読書記録 - ジャンル:小説・文学

  1. 2014年05月30日 10:18 |
  2. 読書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

頂き物3

もらってばっかりです。ありがたいやら嬉しいやら。

カメレオンのスタイとタオルのセット。

夫が釣竿を貸したお礼らしい。
スタイもタオル地で、使いやすそうな色合い。ミシン刺繍ぽいカメレオンが可愛い。

ミキハウスの帽子と撥水よだれかけ。

夫の祖母さんから。
帽子はサイズ調節可能で、uvカット仕様。よだれかけは大判で撥水加工なので、離乳食始まったら大活躍しそうです。
祖母さんは、買ったものを渡せたら、次のプレゼントを買ってもいいルールっぽい感じがするw
いつも本当にありがとうございます。

コンビのハイローラック。

義理父母さんから。
全く買うつもりはなくて、大きくて邪魔だなーとか思っていたんですが。
すごい便利だった。買ってもらえて良かった。
ゆらゆらするとテンションが上がるらしく、超ご機嫌でおしゃべり始めます。
そして疲れたら寝る。これのおかげで大人の食事中、抱っこじゃなくて居間にいていただけるので、食事が凄く楽になりました。

夫の祖父さんから。
リニアのピンバッチ。夫曰く自分が欲しかったんじゃないかとw
結構かっこいいので飾っておこうかな。

お洋服と帽子。
麦わら風のキャップと花柄のズボン。プリントのカーディガンです。
完全に親の趣味w
カーディガンは80サイズだけど袖を折ってきせてる。
薄手で使い勝手の良さそうな感じ。

自分でも少しだけお洋服を買い足しました。
夏用のショートオールと、まだ着れないけどかっこいいベスト。

ガラガラばっかり買ってもしょうがないと知りつつ、CELECのガラガラが可愛かったので衝動買い。首が細くて握りやすいみたいで、一応握って振り回していました。

早く大きくなぁれー。

お子様は三ヶ月目にして成長が少し穏やかに。標準よりやや大きいくらいになりました。良かった。
ついに移動性を獲得して、気づくとズリズリとスライド移動しています。
恐るべし、首振りとキックのパワー。
寝返りチャレンジも2-3日はしてたけど、飽きたらしくてもうしない。
そのうち完璧な寝返りを披露してくれると期待してます。

テーマ:子育て - ジャンル:育児

  1. 2014年05月10日 10:55 |
  2. 諸々
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

【読書112】FLOWER



2007年、国立科学博物館の特別展「 花 FLOWER~太古の花から青いバラまで~」のパンフレットだが、花の構造から花卉栽培の歴史、品種改良の現在まで幅広くまとめられている。

展示自体は植物分類学の祖であるリンネ生誕300年を記念して行われたもの。
当時の展示の目玉はもちろん青薔薇でしたが、実物はちょっと萎れかけてブルーというよりは青みがかった紫だったと記憶している。(行ったタイミングが悪かったのもありそう。)


6万年前の洞窟遺跡の花粉分析から、ネアンデルタール人が死者に花を手向けたという説が知られています。(4ページ)

遺跡から色とりどりの花粉の痕跡が発見されたらしい。死者を悼む花だという人もいれば、薬草だという人もいる。
そもそも死者へ花を手向けるのは万国共通なのか?

植物は可視光を吸収する緑色や赤色、黄色といった普通の色素だけではなく、紫外光を吸収する物質を持っている。(52ページ)

人の目には見えない花色も存在するそう。

乾燥という特殊な環境下で、まったく類縁関係のない植物同士が同じような形状を持つことでそこの環境に適応することを収斂進化という。いわば“他人の空似”である。サボテンと多肉ユーフォルビアはその典型といわれる。(93ページ)

考えてみれば当たり前だけど、植物でも収斂進化があるんだなぁ。

トルコギキョウはリンドウ科ユーストマ属に含まれ、原産地は北アメリカ大陸の中西部からメキシコ湾沿岸にかけてである。本来の性質は、秋に稔実した種子が地上にこぼれて越冬し、翌年の5月頃気温が上昇してから発芽する。自生地は雨が少ない乾燥地で、昼夜の気温格差が非常に大きい。このような過酷な環境条件に対応するため、生育初期にはロゼットという地面に這いつくばった形となって夏から冬まで経過する。
128ページ)

トルコギキョウがロゼットするとは知らなかった。栽培品種と野生種で全く異なる形状になっている例は沢山あるのだろう。


キク属植物の基本染色体数は9で、栽培ギクは染色体数が54の六倍体とされるが、幅広い異数性を示す。染色体数が奇数である品種も数多く存在するが稔性にはあまり影響しないなど、他の植物にはみられない大きな特徴がある。キクは挿し芽によるクローン増殖が可能で、あるので、育穏はたくさんの交雑実生の中から優れた個体を選び出す品種間交雑が一般的である。(155ページ)

キクって倍数体なのか。知らなかった。しかも挿し芽で育つとは。
菊の品種が多様な理由がわかった気がする。


引っ越し準備の際に本棚の奥から発掘して改めて眺めたが、綺麗な写真、簡潔で必要十分の説明書きと満足度の高い一冊だった。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

テーマ:読書記録 - ジャンル:小説・文学

  1. 2014年05月06日 10:56 |
  2. 読書
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

【ご報告】引っ越ししました

引っ越ししました。
愛知から北関東へ。

とりあえず、赤子連れの引っ越しはお勧めしません。
荷造りよりも、荷解きが大変。

結局一週間ほどかかってしまいましたが、ようやくダンボールも片付いて、5月からは新生活です。

またぼちぼち更新して行きますのでよろしくお願いいたします。

テーマ:子育て - ジャンル:育児

  1. 2014年05月03日 10:46 |
  2. 諸々
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0