[insoluble] (読み:インソルブル) クロスステッチとか手芸とか料理とか写真とかバイクとか動物園とか博物館とか水族館とかが好き。読書の日記です。 よろしくお願いします。

[insoluble] 読書と刺繍日記

(漫画記録)「幻覚ピカソ」

幻覚ピカソ 1」「幻覚ピカソ 2」「幻覚ピカソ 3」(古屋兎丸/ジャンプコミックス)
  

夫の友人おすすめ。
サイコさんがサイコさんでやっぱりサイコさんだった話。

飛行機事故によって、ただ友人を失ったピカソことヒカリ。
同時に死ぬはずだった自分を救ってくれたのは、その時死んだ友人だった。

体の腐敗を食い止めるためには人助けをしなければならない。

心の闇を描くスケッチ、その絵の中に入り込み、相手の闇を葬ることで、徐々にクラスになじんでいくピカソ。

そして最後、止まっていた時間が動き出す。

3巻という短さながら、そこそこ上手にまとめてある。
ジャンプという掲載紙上、サイコ分を薄めようとしたからか、妙にたどたどしかったりするけど。
好みはありそうだけど、結構面白い。
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テーマ:漫画 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2012年10月23日 10:40 |
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(読書記録)「雨の塔」

雨の塔」(宮木あや子/集英社文庫)


ブーム中なので連続で宮木さん作品だけど、本作は秀逸。

情報と自由以外は何でも手に入る、隔離された岬の大学。
資産家の娘だけが集う特別な女子大を舞台に、それぞれの事情を抱えながら、塔の様な寮に集う4人の少女たちを描く。

資産家の妾腹の娘でお嬢様の三島、三島の親友で人形のような都岡。少年の様な矢崎と象牙の肌の小津。
脛に傷を抱える者同士が傷を舐めあい、己の中の空白を埋めあい、やがて崩れていくバランス。
明らかに、または人知れず壊れていく少女達。

しっとりとした読感、どこかぞくっとするミステリのような語り口、非常に耽美的で登場人物たちにもリアリティがなくて、良い。

部屋の中、壁一面に貼巡らされた青い青い空の写真。

今まで読んだ宮木作品の中では「花宵道中」が一番近い。

余談だけどこの文庫本は表紙も好き。
きれいなブルーに子供じみた宝石箱、白いレース。本作のイメージにも大変合致している。

テーマ:読書記録 - ジャンル:小説・文学

  1. 2012年10月19日 09:59 |
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(読書記録)「学園大奥」

学園大奥」(宮木あや子/実業之日本社文庫)


猛勉強の末、入学した憧れの「丸の内学園」。
女子高だと信じていたその学校は、いつの間にか共学化していた!
生徒会組織、通称「大奥」。女の園にわずか2人の美少年。内部生の選民思想。

コメディタッチの少女小説。

以前紹介した「花宵道中」や「セレモニー黒真珠」が割としっとりとした大人の女性向け小説であったのに対して、本作は、王道的な少女小説。

比較的平凡な主人公と、王子様的なヒーロー。個性色のある友人。いじめっ子にかませ犬。優しい先輩。
オーソドックスな品ぞろえのキャラクターなんだけど、ちょっとウィットだとかひねりが効いていて、さすがというか、少女向けじゃないというか…。
時々下品で、時々熱くて、不純でいい感じ。
ただ、いわゆる今風の言葉が飛び交っているので、3年後読んだら時代遅れでサムイ感じがしたと思う。

少女小説ではあるけど、実際の少女よりも、昔、少女小説を読んで育った大人のオタク女子のが楽しめそう。

テーマ:読書記録 - ジャンル:小説・文学

  1. 2012年10月18日 10:25 |
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(読書記録)「ハイスクール歌劇団 男組」

ハイスクール歌劇団 男組」(米原弘樹/幻冬舎文庫)


とある男子校で文化祭に向けて結成された「青葉台歌劇団男組」。
受験生まっただ中、男ばかりの宝塚上演を目指して練習に励む青春小説。

辻かわいいよ辻。ある意味萌え小説なんだろうか。
みんな若者で高校生らしく子供っぽくて、でもそれなりに悩んだり一生懸命だったりして、結構面白い。

もとはドラマなのかな。作者名が主人公名になっています。

セレモニー黒真珠」や「たぶらかし」がそうだけど、普段触れない仕事や世界が舞台な小説は楽しい。

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  1. 2012年10月15日 10:05 |
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(読書記録)「セレモニー黒真珠」

文庫 セレモニー黒真珠」(宮木あや子/MF文庫ダ・ヴィンチ)


花宵道中」に続き、宮木さん二冊目。
葬儀屋「セレモニー黒真珠」の社員3名を主軸に、人の死後、葬儀を通じて垣間見る人間関係を描いた連作集。

文句なしに面白かった。
登場人物たちは各自重いものを抱えてていて、しかも舞台となるのが人の死後、葬儀の前後。暗く暗くなりそうな設定にもかかわらず、軽いタッチで暗さは感じない。

文章も描きすぎ感がなく物足りなさもなく…。
絶妙なバランスで、さらっとした読後感である。

お気に入りは「主なき葬儀」「セレモニー黒真珠」あたりかな。
妹尾が好きです。妹尾かわいい。

テーマ:読書記録 - ジャンル:小説・文学

  1. 2012年10月12日 10:58 |
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